御 聖 訓 |
報恩抄(ほうおんしよう)
日蓮が慈悲曠大(じひこうだい)ならば南無妙法蓮華経は万年の外
(ほか)未来(みらい)までもながるべし。
日本国の一切衆生の盲目(もうもく)をひらける功徳(くどく)あり。
無間地獄(むげんじ ごく)の道をふさぎぬ。
末法のとき、一切衆生に妙法を説かれた御本仏大聖人様の御意です。
御文の意は、仏の主師親三徳を、
慈悲曠大は主の徳(守る)
盲目をひらけるは師の徳(教える)
無間地獄の道をふさぐは親の徳(育む)
と拝します。
私達、命あるものは一瞬いっしゅん、何かに守られ教えられ育まれて生き
ています。しかしながら、そのことを忘れて生きているのも人間です。
そのような私達に宗祖日蓮大聖人様は、南無妙法蓮華経と御題目を唱え
なさい。
その御題目の目に見えない大きな功徳と仏の慈悲により、必ずあなたの
心に明かりをもたらします。と説かれています。